言いたい放題

社会問題

テスト4 自分と向き合う

現代の多くの人達は、自分と向き合うことをほとんどしません。むしろ向き合うことを避けているのかもしれません。向き合うのが怖いのかもしれません。あるいは逆に、その日その日、面白おかしく過ごせれば、それでいい、と思っているのかもしれません。向き合う自分がないのかもしれません。
一方、きょろきょろ周りばかりを見て、人と自分を比べたり、他人が自分をどう思っているか、人の目をやたらに気にする人が多いのにはびっくりします。
あの人は私の悪口を言っているのではないかと、妄想に悩まされたり、疑心暗鬼になったり。
誰かに「あの人はあなたのことをこう言っていたよ」などと聞かされると、本人から直に聞いたわけでもないのに、憎悪に取りつかれてしまったりします。
自分の考え方や生き方がきちんとある人は「人がどう言おうと、自分は自分」と思えるのだけれど、自分が確立していない人は、そうした周りの人間や環境に振り回され、親や先生や友達から言われたことに一喜一憂し、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ右往左往し、心が乱れ、自分はどうしたいのか分からなくなり、心は常に不安定で、友達や仲間などグループの一員でないと不安になる。その友達や仲間が、実はそんなに親しい、自分を理解してくれる人でもないのに、どこかに帰属していないと不安なのでしょう。一人の人間として、自分の足で立つ、という基本的なことが出来ていないのです。誰かに何かに寄りかかっていないと生きていけない人が、なんと多いことでしょう。それが会社だったり、配偶者だったり、ただの「友達」と称する集団だったり、親だったり。

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